「新検見川 不動産屋社長経験談その2」
今日は9月23日です。
今日は何の日?
秋分の日、テニスの日、そして不動産の日でもあります。
不動産と言えば、皆様、最初は賃貸をお探しになる方が
ほとんどだと思います。
そして、不動産を購入しようと思うきっかけは人それぞれだと思います。
結婚を機に購入する方もいらっしゃいます。
また、お子様が幼稚園や小学校に入園・入学する時期に合わせて購入する方は多いです。
「住まいの買い替え、どっちが得?」
その後、年月を経て「買い替え」される方もいらっしゃいます。
「買い替え」につきましては、売却を先行するか、購入を先行するかが問題です。
一長一短ありますので、どちらが良いとは言えないのですが、私の考えはこうです。
資金的に余裕のある方は、購入(新居)を先行しても良いのではないかと思います。
先行して新居を探すことによって、ご自身が本当に気にいる物件が購入可能となるからです。
また、お引っ越しも一度で済ますことが可能です。
反面、売却物件(旧居)に住宅ローンの残債がある場合は、2重ローンになる可能性があります。そのため、余裕がないと?
実務上は、新居での住宅ローンを借りる際に、旧居での住宅ローンを返済しないと、新居での住宅ローンが借入できません。
その際「つなぎ融資」を利用するケースがありますが、諸費用や金利が無駄ではないかと思います。
一方、資金計画を固めてから購入(新居)したいとお考えの方は、売却先行するのが得策です。
売却先行することによって、仮に旧居に住宅ローンが残っていても、売却代金で残債を返済し、いくら資金が残り、新居の購入資金に充当できるかが判明し、その後の資金計画がやりやすくなります。
しかし、一般的には売買契約から引渡の期間はあまり長い(6ヶ月から1年)と敬遠される場合が多く、その分値引きや割安な価格になりがちです。通常、長くとも3ヶ月以内での引渡となります。
売却が決まったのちに、真剣に新居を探すわけですがなかなか良い物件にめぐり合えない場合があります。
引渡の時期が近づいてきますと、妥協せざるをえなくなります。そのため、私は売却をすすめながら、新居も探すことをおすすめしております。
ただし、あくまでも新居の契約は旧居の契約が済んでからにすべきです。
強制はしませんが。場合によっては、仮住まいをしなければならないケースもあります。
「実録 社長の経験」
私の経験ですが、以前、戸建てから戸建てに買い替えされたお客様がいらっしゃいました。
その方は、割と資金的に余裕がありましたので先行購入されました。
新居を売買契約後、ご自宅の売却をおまかせいただいたのですが
なかなか売却できずに1ヶ月がたち、2ヶ月がたち、売主様もあせりが見えてきました。
私も少なからずあせりました。夢にまで出てくるようになりました。
3ヶ月めに入ったある時、都内の不動産屋さんから「案内したい。」との
連絡があり、当日、なぜか都内の不動産屋が私が勤めていた会社に来て
その不動産屋の車に私も乗せられて、お客様と一緒に同行することになったのです。
ちょっと古めのベンツでしたが、なんとなくお客様も断りにくいのではと思っていました。
救いはその不動産屋が70歳ぐらいのおじいさんだったことです。
物件現地につき、売主さんも心良く出迎えていただき、買主さんも意外と気にいっていただいた様子で、その後、とんとん拍子に契約からお引渡まで進んだのでした。
「不動産は縁ものだ。」と良く言われます。なかなか決まらない物件でも
相場であれば、必ずや決まるものです。都内に比べれば、千葉は割安ですから
良く見えたのではないでしょうか。実際、旧分譲地でしたから住環境は良かったのです。
という訳で、売主様も私もあせりや悪夢から開放されたのでした。
買い替えには、「購入先行」、「売却先行」とありますが、一長一短ありますので
良く資金計画をねって実行して下さい。ご相談はお気軽にお問い合わせ下さい。
千葉市内の不動産は経験31年の私におまかせ下さい。
宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士です。
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